初心者の為のキャブセッティング講座 ジャカジャカジャン

※まったくのビギナーを想定して書いてますので、知っている方は読まない方がいいです。^^;

まず、メインジェットから合わせていきます。測定はアクセル全開時が基本です。

濃い目と思われるメインジェットを取り付けて走ってみましょう。

↓左がスロージェットで、右がメインジェットです。(ライブディオのキャブです)

問題なく走れてしまった場合、もっと濃くしましょう。

濃すぎると力強くエンジンは回っているようだけど、回転が上がらなくなるので体感してみてください。

その後、少しずつ薄くしていきます。

だんだん回転が上がるようになると思います。

変更しても違いがわからない時は、元に戻してください。


次は、下り坂を全開で走ってみてください。引っ掛かりが無くエンジンが回れば大丈夫です。

ボボボッボとエンジンブレーキがかかるような感じだと、もう少し薄くできます。

薄すぎても回ってしまうので、ジェット交換しても違いがわからないようだと、元に戻してください。


これで、大体メインジェットは合ってると思います。



次は、ジェットニードルの段数調整です。

最初はクリップは真ん中の位置でやってみましょう。

アクセル半開までゆっくりエンジン回転に合わせながらアクセルを開いてください。

さっきメインジェットを合わせた時の感覚を思い出してください。

薄いとガス欠のような症状が現れます。

濃いと思ったら、クリップの位置を上に。薄いと思ったら、下に変更してテスト走行してください。



大体合ってきたら、エアスクリューの調整をします。

↓左のネジがエアスクリューで、右のネジがアイドルスクリューです。

アイドリングを少し高めに設定して、エアスクリューを締めていきます。

エンジンが止まりそうになるので、エアスクリューを少しずつ戻していきます。

エンジンの回転が復活して高くなるところを探し止めておきます。

大体、最後まで締めて1回転半前後戻すぐらいだと思います。

アイドリングを正常値に設定して、ゼロ発進を何回かやってください。

アクセルをゆっくり開けた場合と、全開にした場合にどちらもスムーズに回転が上がるように調整します。

濃い場合はエアスクリューを緩めて、薄い場合は締めて下さい。



ジェットニードルの段数とエアスクリューの調整範囲では、濃すぎる又は薄すぎるなどで、

調整が無理な場合は、スロージェットを交換した方がいいと思います。

以上で、大まかにセッティングがでたはずですので、後はプラグの焼け具合を

確認しながら実走行して煮詰めていきます。

メインジェットを交換すると、また全体的にに設定しなおす必要があります。

キャブのセッティングは、面倒ですが根気良くすることが大事です。

この方法でやれば、ガスが薄すぎて焼きつかせたという落ちはなくなると思います。^^



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