社外CDIでボアアップエンジンのポテンシャルを引き出そう。

   デイトナ崇拝者ではないのですが、振り向けばデイトナ状態になっている

まずは、能書き。

昔はバイクにCDIというものは付いていなくて、ポイント式という機械式のものが付いていました。

点火時期をクランクの回転から物理的に接点を動作させて点火タイミングを割り出していたのです。

長く使っていると、接点が汚れたり、接点の隙間が狂ったりするので定期的に点検が必要でした。

CDIがバイクに付いた頃、火花が強い事とメンテナンスフリーであることを強調していました。

なので、CDIの仕事は、ピストンが一番上昇する(上死点)手前に火花を飛ばすタイミングを電気的に教えているわけですね。

高回転になるほど、上死点手前で速く火花を飛ばす方が出力が上がります。もちろん限度はあります。

これを進角させるといいます。機械式でも進角させているのですが、所詮は機械式で限度があります。

CDIは電気的に火花を飛ばすタイミングを変えれるので、この制御が簡単です。

マップと呼ばれるデータ領域に、回転数に見合った点火時期を記憶させて使用します。



エンジンの改造をすると、ノーマルCDIでは役不足になるのでリミッターカット目的以外でも、価値があります。

ノーマルCDIは、設計より高回転部分は考慮していないのと、安全マージンもかなり取っていると思います。

ちなみに、規制後ライブディオエンジンのCDIは、リミッターは入っていないそうなので、リミッターカット目的は関係ないですね。

↓黒い箱がライブディオのノーマルCDIです。


各社色々出ていますが、デイトナのCDIは点火パルスの出力端子が出ているので、

デジタルタコメーターを持っている身としては、もうこれだけで欲しくなってしまいました。

上で書いている能書きなんてどうでもいいですw

さて、年式によってCDIが分かれて売っているのですが、もしかしてマップデータが違うのだろうか?

性能重視だと、そこまで考えなくてはイケないのですが、目的がタコメーターですからw

まぁ気にせず安いやつを某オークで買う事にします。

配線は最低限、12Vの+電源、-電源(アース)、火花を飛ばす基準タイミング信号(入力)、

実際に火花を飛ばすタイミング信号(出力)の4本必要と思われます。

火花を飛ばす基準タイミング信号(入力)は、どこから得ているのかといいますと、

フライホイールとピックアップ部分です。

↓以前ライブディオZXのフライホイールを外した時の写真なのですが、

右下の配線のあるところの黒い物体がピックアップです。

少々本来の場所から取れかかっています。



そのピックアップがフライホイールの↓の赤い部分が通過したときに信号を出しています。


YAMAHA系のピックアップは、取り付け位置を移動させやすかったのですが、

これはやりにくそうですね。

昔ミニバイクレースやってたころは、社外CDIなどなかったので、物理的に加工して

進角させていました。

今回はデイトナのCDIをつけるので、ここは触りません。




で、ノーマルCDIを見てみると、6局カプラーの内5本使ってますね。

残り1本はなんだろう?

まぁ、年式違っても最悪配線かえれば使えるだろうと思い、安いやつを物色し始めました。




ライブディオAF35規制前の後期用のCDIを手に入れました。

カプラーを見ると、使用しているのは4本なのだけど使用していない部分の位置が違います。

配線の色から判断して、カプラー内の真ん中の線を空いてる真ん中に差し替えました。



とりあえず配線だけしてエンジンスタート・・・・ブイーン! ビンゴ!!

大丈夫のようです。




点火パルスの線を車体前部の物入れに出るように取り回しして、CDI固定。

クッション剤としてプチプチを少々巻いておきました。


点火パルスの線をタコメーターに接続。

点火プラグから取るより、スッキリしますね!!



エンジンをかけてみると、正常に作動してました。







しか〜し!!

この後、他のパーツも取り付け、雨模様の中わずかな晴れ間を狙って試乗すると、摩訶不思議な現象が発生したのです。

つづくw 


    というか後でまとめて試乗時ページ作ります。


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