ライブディオのオイルポンプについて | |||||||
ライブディオのオイルポンプをばらしてみて、自分なりの考えを書いてみます。
あくまで推測の域なのと、ライブディオのオイルポンプのみですので参考程度に留めてください。
オイルを吐出すしくみ エンジンに例えるとピストンにあたる部分があり、このピストンを小刻みに動かして オイルを吐出しているようです。 そのストロークは大変短く、振動させているような感じです。
オイル吐出のコントロールは、アクセルと同期させたワイヤーで行っているのですが、 引けば引くほどオイル量が増加するわけではありません。 構造上、エンジン回転が上がれば上がるほど吐出量が多くなってしまうので、 その特性に変化をつけるために、アクセルと同期させているようです。 具体的には、アクセル全開時と全閉時あたりは、エンジン回転数のまま最大吐出量に なっていますが、中間のアクセルパーシャル時では、逆に少し絞っているようです。 このタイミングを合わせるために、オイルポンプの目盛りに合わせて調整するみたいです。
ということは、単純にワイヤーを引き気味にしても、絞るタイミングが変わるだけです。 オイルポンプをいつも全開で固定してても、アクセルパーシャル時の絞りがなくなるだけです。
吐出量を増やすには 1.ポンプのボアを広げる。 2.ストロークを大きくする。 3.ポンプの回転を速くする。 などが考えられますが、1と3は、物理的に難しいですね。 残りの2の方法がよさそうです。 現在テストしております。 ワイヤーを引けば引くほど増量するように加工してあります。 焼きついたら笑ってやってください。^^;
完全に分離給油してからの途中経過です。 MAXエンジン回転8700rpm 始動直後、暖機が終わるぐらいまで白煙がでますが、その後は特に気になりませんね。 エンジンの調子なども特に違和感はないです。 デイトナの空冷限界推奨値 9500rpm までがんばりたいと思います。 とうとうMAXエンジン回転が9410rpmです。 問題ないですね。雨でなかなか乗れませんが、しばらくこのまま続けます。 えーっと 9570rpmまでとうとう来ました。 まったく問題なく、ガンガン走れます。蛇もひき殺せます!!( ̄□ ̄; ↑の一週間後 ピストンとリングを交換する為、シリンダーを外して中を点検して見たのですが、 オイルが十分行き渡っており、特に問題も無さそうです。 改造するにしたがい、少ないアクセル開度でスピードが出るようになりました。 その分、オイルポンプのワイヤーを引くのも少なくなるので少し心配でしたが、 大丈夫みたいです。 オイル警告灯が点き始めました。 いつもはホンダ純正オイルなのですが、今回はカストロール2TSを試しに入れてみる事にします。 こちらの方が、粘度が薄くサラサラしています。粘度が変わると吐出量も変わるのだろうか? 何か変化があれば、ここに書き足していきます。 オイルのにおいが変化してきたので、そろそろカストロール2TSになってきたようです。 しかも、白煙を吐くことが多くなってきました。 ということは、粘度が薄くなるとオイルの吐出量は増えるようです。 ↑と思ったのですが、駅までトロトロ走り(ノーマルに比べて)が多いからだったみたいです。 週末、全開全開で走ったら、白煙でなくなりました。
エンジンを開けてみたら、カストロール2TSになってからだと、内部の残留オイルが 凄く多いです。(インプレ時のヘッドを開けた写真1、写真2をみるとわかります。) 粘度の関係か、オイルの質なのか判断しにくいのですが、使い切ったらHONDA純正 オイルに戻そうと思います。 オイルポンプの加工を緩めにしておけば使えるのかもしれません。
HONDA純正オイルを買いました。 奮発?してGR-2という高い方の純正オイルです。1リットル878円でした。 値段は、2TSの半分以下なのでまぁいいかw 純正オイル入れましたので、暫くこのオイルで本文の方のインプレを進めていきます。
なんと、GR-2にしてから白煙おやじになってしまった。後ろのバイク等に迷惑極まりない。 特に始動時はひどい。 このオイルも2TS同様粘度がサラサラしているので、吐出量が多すぎるようだ。 よって、変更します。 加工したパーツは2つあるんだけど、カムの部分をノーマル仕様にしました。 アクセルとの同期はノーマルになり、かなり緩めの吐出量になるはずです。 これで、最高速狙うんだから、ちと怖いw
前回と違いピストンヘッドは、乾いています。 シリンダー、クランク、シリンダーヘッドはしっとりとオイルが残っているので丁度いいか、もしくは 少し足りないかもといったところです。 これだと、2TS使えそうな気がしますね。 でも、オイルはたっぷり残っているので、とりあえずこのまま続けることにします。 |
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